「うちの子、口で呼吸している気がする…」
「寝ている時に口が開いている…」
このようなお悩みはありませんか?
実は口呼吸は、
歯並びだけでなく、全身の健康にも影響する重要な問題です。
しかし、原因を正しく理解し、早めに対策を行うことで改善できるケースが多くあります。
この記事では歯科医の視点から、
口呼吸の原因・リスク・チェック方法・改善方法まで詳しく解説します。
口呼吸とは?
口呼吸とは、
本来鼻で行う呼吸を口で行っている状態のことです。
正常な状態では、安静時は口が閉じており、鼻で呼吸しています。
口呼吸はなぜダメなのか?
① 歯並びが悪くなる
口呼吸になると、口が開いた状態が続きます。
すると
- 舌が下に落ちる
- 上あごの成長が不足する
その結果
- 出っ歯(上顎前突)
- 開咬(前歯が噛まない)
- 歯列の乱れ
につながります。
② 虫歯・歯肉炎のリスクが上がる
口が開いていると、お口の中が乾燥します。
唾液には
- 細菌を抑える
- 汚れを洗い流す
働きがありますが、それが低下します。
虫歯・歯肉炎のリスクが上がります。
③ 風邪をひきやすくなる
鼻には空気をきれいにするフィルター機能があります。
口呼吸ではこれが働かず、
ウイルスや細菌が直接体に入ります。
④ 睡眠・集中力への影響
口呼吸は
- いびき
- 睡眠の質低下
を引き起こすことがあり、
日中の集中力低下にもつながります。
口呼吸の原因
① 舌の位置(最も多い原因)
舌は本来、上あごに軽く接しています。
しかし
舌が下に落ちる(低位舌)
と口が開き、口呼吸になります。
② 口の機能の問題
- 口を閉じる力が弱い
- 正しく使えていない
こうした機能の問題も関係します。
③ 鼻の問題
- 鼻づまり
- アレルギー
なども原因になります。
年齢別|口呼吸の影響
■ 3〜5歳
顎の発育に影響
将来の歯並びの土台が崩れる
■ 6〜8歳(最重要)
歯並びが決まり始める時期
この時期の改善が最も効果的
■ 9歳以降
習慣が固定化しやすい
改善に時間がかかる
自宅でできるチェックリスト
以下に当てはまる場合は要注意です
- 口がポカンと開いている
- 寝ている時に口が開く
- いびきをかく
- 朝起きると口が乾く
- 食べこぼしが多い
3つ以上当てはまる場合は要注意
よくある誤解
■ 鼻が詰まってないから大丈夫?
実は違います
舌の位置や習慣が原因のことが多いです。
■ 成長すれば治る?
自然に治るケースは少ないです
むしろ悪化することもあります。
改善方法
① 舌の位置を整える
最も重要なのは
舌を上あごにつけること
② トレーニング(MFT)
- 舌トレーニング
- あいうべ体操
- ガムトレーニング
③ 生活習慣の見直し
- 姿勢(猫背)
- スマホ・ゲーム時間
- 食事の仕方
当院では「原因を数値で確認」できます
口呼吸は見た目だけでは判断できません。
当院では
- 舌の力(舌圧)
- 口を閉じる力(口唇閉鎖力)
を数値で測定します。
■ 使用機器

- JMS 舌圧測定器 TPM-02E
- リットレメーター
数値で確認することで
- 現状の把握
- 改善の見える化
- 親御さんの安心
につながります。
小児矯正との関係
口呼吸や舌の位置の問題は、
歯並びと密接に関係しています。
機能改善を行わずに矯正をすると
後戻りのリスク
が高くなります。
よくある質問
Q:何歳から対策すべきですか?
6歳前後が最も重要です
Q:自宅だけで治りますか?
軽度であれば改善することもありますが、
正しい評価が重要です。
まとめ
口呼吸は
歯並び
虫歯
健康
すべてに影響する重要な問題です。
しかし
早期に対応すれば改善できるケースが多いです
「うちの子、口呼吸かも?」と思った方へ
当院では
舌圧測定
口唇閉鎖力測定
を行い、原因からしっかり評価します。
まずはチェックだけでも大丈夫です。
お気軽にご相談ください。







