大切なお子さんが、虫歯にならないようにするには?
お子さんの虫歯予防のために大切なこと は自宅で行う予防と歯科医院で行う予防がございます。
自宅で行う予防
毎日の適切な時間の歯磨き・プラークの残らない歯磨き
お子さんの虫歯予防には、歯磨きは一番大切です。しかし、仕上げ磨きを嫌がり、なかなか上手く磨けなかったりしませんか?ご自宅でお母さんが仕上げ磨きをします。 学校や幼稚園でも歯磨きについて勉強します。それでいて、磨いているのに、なぜ虫歯になってしまうのでしょうか?それは完全に磨ける人はいないからです。まずは歯磨きのプロフェッショナル、歯科衛生士による歯磨き指導を受けてみてください。いつ、どのように磨くか虫歯予防のポイントをおさえましょう。そして、磨けていないところを知り、その弱点をどう克服するかで、自宅での歯磨きのプラーク残渣が減り虫歯の予防に効果が出るでしょう。
適切な食事
食事に関しては、飲み物や間食をだらだら飲食する事により、お口の中では常に虫歯菌の餌になる糖分がある状態を作ってしまいます。食事は決まった時間に食べるようにし、間食は時間と量を決めると、虫歯のリスクを減らす事ができます。さらに、虫歯になりやすい間食をした後に、歯磨きをする事も虫歯のリスクを減らすポイントです。
歯科医院で行う予防
フッ素の塗布
フッ素には大きく分けて、3つの働きがあります。歯の表面のエナメル質を強くし、虫歯菌で歯が溶かされにくくする歯の再石灰化で初期虫歯を修復抗菌作用があるので虫歯菌の働きを抑制乳歯や生えてきたばかりの永久歯は、むし歯菌に対して脆弱なので、その時期 のフッ素は予防に効果的です。
シーラント
お子様の歯の中で虫歯になりやすい場所は、歯の噛み合わせ部の溝と歯と歯の間です。奥歯の溝は、シーラントを埋め込むことで、歯垢がたまらないようにし虫歯の予防ができます。第一大臼歯と呼ばれる臼歯は、6歳頃に乳歯の奥側に生え始めます。磨きにくい場所にあるとともに年齢的にも自身で磨きにくいので虫歯に非常になりやすいです。そして、子供の頃に虫歯になってしまうと、大人になってからも何度も虫歯を繰り返しやすくなってしまいます。よって、第一大臼歯が生える頃に、シーラントをすることをおすすめします。
正しい歯ブラシの選択と歯磨き方法の指導
歯科衛生士が歯ブラシの握り方や動かし方を優しく教えますので、楽しみながら正しい歯磨きを覚えます。最初に正しい型を身につければ、毎日必ずするものなので、将来の大きな財産になります。
指吸い、頬杖、口呼吸 といった悪習癖、歯の過剰や歯の欠損、食習慣の相談も致します。