矯正治療にもリスクはあります
■ 矯正装置装着中は痛みがあり、食事が取りにくいこともある
■ 装置の周囲が磨きにくいので、丁寧に磨かないと虫歯になりやすい
■ 年単位の治療期間となる
■ 歯茎が下がることがある
■ 歯根が吸収し短くなる事がある
■ 一般的にワイヤーが金属である為、見た目が気になる方もいる
■ 一般的に保険外治療である
子どもの矯正治療
歯並びは見た目だけでなく健康面も大きく影響します。幼少期は骨格が作られる大切な時期ですので、普段からの癖や食生活の乱れは噛み合わせを悪化させます。噛み合わせが悪くなると、身体の成長や脳の発達に大きな影響があるといわれています。お子さまの健康は誰もが願うことです。幼少の矯正は生涯にわたりお子さまの歯を健全にし、全身の健やかな成長に繋がります。矯正治療は大切な治療ですので、お子さまの歯並びや噛み合わせが気になりましたら、ご相談ください。
早めの床矯正装置で歯がきれいに並ぶ顎に
全ての歯が永久歯に生えそろってからの矯正治療は抜歯を余儀なくされるケースもあります。しかし、永久歯が生えそろう前の段階で治療を行っておくと、歯が並ぶスペースを確保しておくことができます。顎を広げるためには7歳くらいの段階で、プレートを歯の裏側に装着する床矯正を行います。叢生の度合が適応内なら、床矯正治療を行えば永久歯は抜かずに、顎を広げて歯を並べることができます。
矯正治療の種類
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は歯にブラケットという装置を取り付け、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を動かしていく最もスタンダードな矯正治療です。
マウスピース矯正
治療中の矯正装置が目立ちたくない。そんな方にはマウスピース矯正があります。透明なマウスピースを装着するだけで簡単です。目立たず取り外しができることから、女性を中心に人気が高いです。
小児矯正
小児矯正のもっとも大きなメリットの1つが、顎の発育を治療に利用できるということです。開始年齢は5~7歳くらいが最適です。顎の成長を利用し、拡大床で顎の幅を広げて歯の並ぶスペースを作ったあと、ワイヤー矯正で微調整をしながら歯並びを整えます。
治療期間の目安
矯正治療の期間は、不正咬合の状態など個人の状況によって全く異なります。ケース・バイ・ケースで、決まった期間というのはありません。あえて目安とすれば、永久歯列全体を治療する場合、装置をつける期間は平均2〜3年となります。
※ 症例や個人差など歯と顎の状態によりできない治療もございます。各矯正治療の適応かどうかは、十分な検査と診断が必要となります。